長野県南佐久郡北八ヶ岳山麓に位置する”大地の良きモノ“を屋号に冠した農家さんである
“ボヌムテッレ”さんの作品を見てまいりました
写真は生産者さんの飯島朋彦さん
飯島さんの農法は
たどり着いたのは足りない物は補うという哲学
畑ではたくさんの種類の野菜を作っています
畑からはその都度大量のエネルギーを使って一つの野菜を作ります
当然畑は疲れて痩せてしまいます
ですから補うのです
私もその考え方には共感いたしました
料理も足りない味は補います
なるべく足さないように創意工夫して作りますが、それでも足りなければ補います
表現したい”物”が明確だからです
作品を着地させたいところにしっかりと着地させるのも職人の”技”だと思います
飯島さんの畑は、ミネラルにこだわった野菜作りをされています
イタリア野菜を多く作る飯島さんは、畑もイタリアに近ずけようと取り組んでいます
そこで注目されたのが”ミネラル”だったわけです
日本とイタリアの違いは大きく言うと、畑に含まれるミネラル、つまりはマグネシウムの含有量の差が一つに挙げられますね
マグネシウムは海藻粉末等で補っているそうです
また降水量にもこだわってこの南佐久の地に決めたそうです
ちなみにイタリアの方が降水量がすくないです
物凄い探求心ですね
探求心の矛先は種まきにもあらわれています
年間800回以上もの種まきをされているそうです
良質の種探しも大事なこと
種が悪ければ当然いい野菜は作りずらいですよね
飯島さんから一生懸命育てられた野菜を一緒に収穫させていただきました
飯島さんの野菜を見つめる熱い眼差し、取り扱う所作や仕草、全てに野菜に対する愛情を感じさせてくださるものでした
飯島さんが愛情をたっぷりかけて作られた作品をぺぺロッソでもイタリア郷土料理へと形を変えてご提供させていただきます
トラックの荷台の大冒険童心に帰りました
飯島さん素敵な夏休みの1ページをありがとうございました